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水簾洞ブログ

村上の鮭、イヨボヤ会館顛末記(下)

前回のつづき。

階を下りF1フロアに戻る、

道案内に沿い進むと またもや例の間の悪い階段を

歩き地下へ。

村上に生育する淡水魚と中央にミニ孵化場があり

グル~っと、ザ―ッとぶらぶらする

壁一面の説明、解説、歴史、・・・

【サケはどうして生れた川に戻るの】で

足が止まった。

鮭鱒には匂いの記憶脳があるのだという

産まれた川特有の匂いを記憶に刻む

その匂いを頼りに産まれた河口に集結し

匂いのエキスの最も濃くなった雨後に活性し

遡上を開始する。

昔からの言い伝え「鮭は雨の夜に河へ入る」は本当

だったんだね。

ヒトとて同じ、

久方ぶりに故郷へ帰ったときに感じる

実家のあの匂いあれだな。

もしかすると、

ヒトは遠く離れた都会の雑踏に

紛れ込んだ記憶の匂いに出会い

郷愁を感じるのかもしれん。

匂いには噓がない・・・・・

さらに、

地下スロープを進む

気温が一気に下がってくる・・・

‼!こりゃあなかなか凄い生態観察室だなぁ

鮭だ、生きている、泳いでいる

への字に折れた側へ移動すると

そこが三面川鮭観察自然館で、より一層ダイナミックな

鮭の自然のすがたを体感できます。

なんたって本物の川ですから

この風景が全長50メートル続く・・・・

本物の川でっせ・・・すげえ

いやぁー、疲れた・・・

それ位のスケールの水族館?でよいのかしら

なのだった。

釣り好きとしても大いに収穫もあった、

サケは何故? 遡上と同時に餌を喰わなくなるのか

この天然パノラマパークを群泳する鮭を前にすれば

一目瞭然だ。

長~いトンネルを抜け表に出ると

青空だ。

さてさて、お土産を買い求めて帰ろう。

その前に、

記念にイヨボヤ会館をバャリ、、、

外観は鮭鱒の郷土料理専門店て感じで

外見と中身の差あり過ぎでないかい・・・

ぅん?

軒先の、あらぁなんだい?

あれが村上の塩引き鮭なのか?

黄金色に輝いてえらく凄味があるじゃないか

こりゃあまるで鮭の即身仏っだよ・・・

即身仏‼

即身仏といえば

これ、またもや村上の大悲山観音寺だ。

なるほど、

なるほどって何だ・・・

罰当たりの発想が連想を呼び

村上の鮭が「目連の母」に思えてくる・・・

あっ、

いかんいかん、そのくらい村上の鮭は

最高峰なのだと言いたかったわけです。

村上市鮭だらけ、

約束のお土産をイヨボヤ会館の物産館や近くにある

鮭の蔵で買い求めて一路わが家へ。

家人に土産を渡し現在このブログを書いている。

呼ぶ声がする、早く来いと呼ぶ声がする

うるさくってしょうがない、

台所へいくと。

「どこにも鮭がない」と言う「なにや?」

鮭の味噌漬けのどこにも鮭が見当たらない、

はぁ、あッ‼

ただの味噌だ⁇

「なにや!⁉」

オ、オレは

タダノ味噌を10パックも買ってきたのか10・・

『祟りだな』そう思った。

 

 

 

 

 

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