水簾洞ブログ
カルロス御恩
思い知らされたのは、
日本人の自国愛の無さだった。
「フランスは日産が欲しい」自国の利益のために
国が国営の名を借り他国の大企業を剝ぎ取る
それがグローバルという大仕掛けなのだと。
細かいことを言えば、
カルロスは元々強欲な冷血漢だっただけのこと、
経済産業省上がりに「ご恩に報いろ」と脅し
追い剝ぎ仕事の仕上げに荒稼ぎを始めた。
その情報をいち早く掴んだ金曜会が
先の無い内燃機関式エンジンに見切りをつけ
「カルロスに御恩を売る」というウルトラFを仕掛ける。
ルノーが恐れているのは
日産でも日本の反フランス感情でもない
金曜会というクルマ産業など屁とも思わぬ怪物たちだ。
金曜会に属す「俺様たちが国家」だという
そういう強烈な自己愛が自社即ち自国を守るのだ。
不平不満ばかり愚痴っておらず黙々と稼ぎ
自国を愛せよと教えて下れた、
それこそがカルロスの御恩ではあるまいか。
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