水簾洞ブログ
オロロ(ガガンボ)は「うさ忠」(鳥屋野ファーブル)
新潟県上越市あたりでは「ガガンボ」を「オロロ」と言うくらいに
そよ風に あちらにフラフラこちらにユラユラと流される
情けない奴の代名詞なのだが このオロロどうしてどうして
すんごい奴なのである。
暮れなずむ楓の葉陰に止まっていた
オロロをぼんやり眺めていると
どこぞから雄やら雌やらが飛んできて交尾が
はじまった、一度結ぶと至極泰然自若と
していて 手で触れそうなくらい近づいても
微動だにしない。
あのユラユラ、、フラフラ、、はなんだったのか
もうかれこれ30分近く交わっております・・・いやはや・・・
雄はスタミナ抜群 雌はあそこも抜群で透明な鞘で雄の逸物を
包み込み いつ果てるともなくつづく・・・・
日も落ちてきた・・・
眺めているこちらこがオロオロしてくる・・・
オロロの特技はアレなのである ほらあれ
鬼平犯科帳の「うさ忠」そう、それ
昼間はオロオロしている優柔不断な奴がどうしてどうして
「人は見かけによらぬもの」とはこのことであった。
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