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水簾洞ブログ

丸ごと背負うということ(グッドモーニング新潟)

常見忠氏は今から五十年ほど前の

ブラックバスや山上湖トラウトの

草分け的な存在であった。

「常見忠のルワーフィッシング」を参考に

バスを始めたって人は多いと思う。

電光石火のリトリーブのためにリールのハンドルを

わざわざ左に変えたって人は何人いるだろう?

懐かしいですなぁ・・・ここまではよい

第二に、秋月岩魚、

銀山平の終わりくらいに、岩魚山女魚を一日百匹‼

終わりくらい?ってどういう意味なのか。

そりゃぁ、

「魚がいなくなる」ってお前様なんだろう犯人は

本当は【秋月岩魚がメダカを喰らう】

なにが【ブラックバスがメダカを食う】だ。

阿賀野川や早出の川漁師に聞いてみろ

バスより厄介者は川スズキと口をそろえるから。

第三に、

その乱獲長者たちが己の事を棚上げし

ブラックバスを引きずり込んで自然保護を謳う

その、身勝手な閃きは実に見苦しい

そこに人は反発する。

開高健にして

(本人自らがこの際やからすべて音読みでよろしい、というので

自分は『かいこうけん』と言い張っている熱烈な支持者ではあるが)

前半生と後半生ではちょと何というのかなぁ

別人なのであった、オーパからの彼はチラリちらりと

ブルジョア趣味の悪臭を漂わせ始めるのである。

それはどうも、

自分のしでかした銀山平への童貞的無邪気さに

苛まれていたからなのではないのかと。

逃げたい?消したい?

いぃや、この世にはどうにもならない

どにも出来ぬ物事がいくらでも転がっている。

後のことは、

後の人に任せ、

「自身の汚名は自身が背負う」

タナゴ釣りでのエッセイで開高が何かを問う

それに応え「恥ずかしいことです」と

帰路の電車内で隠居が小さく呟く。

それ以降、

開高は黙り込んでしまう

『なにも足さない、なにも引かない』という

彼の心中を思うと竿を擱きたくなる。

なので、秋月岩魚が大っ嫌いなのである。

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