水簾洞ブログ
こんな日は
月をまたぎ降り続く雨、梅雨本番って感じ
だね、毎年この時期になると逢いたいって
思いつづけ、未だに逢えぬ絵がある。
今から四十年ほど前になる、北光社で見た
日本画全集の中で俳画をポップにした
そんな絵に見入ってしまい、迷わず購入した。
文房具屋の倅で終生好きなものだけを描き続けた
幸せな画家、[福田平八郎]この画家の描く全ての絵が好きだ
鴫(しぎ)、鴛鴦(エンオウ)、筍、青柿、鯉、-----
思い浮かべれば、
すべての絵に馬鹿らしいほどの純愛が溢れている
特に、生きもののちょいと惚けた目が好き。
『また雨脚が強くなってきた』
そうだ
降り始めた「雨」の一粒が当たった瓦の絵
一度、本物を味わってみたい。
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