水簾洞ブログ
十三夜
弥陀の御顔は秋の月、青蓮眼は夏の池、
月の光はさやかにて、普く照らせば底もなし。
梁塵秘抄より抜粋編纂 (「十五夜」のハスの花)
現在のハス、
風任せで湖面に種を落とすハスの実
10月4日
今日は、「中秋の名月」ですが あいにくの曇り空で
お月見は無理かもしれないねぇ・・・
着崩れた襟袖、肩ひじついた身のこなしが
得も言われぬ江戸の粋。 清長作、隅田川月見舟
ちなみに、旧暦の9月13日(現在の10月の中ごろ)の月見を
「十三夜」といいます、時期的に秋の収穫を祝う
意味もあり
「豆名月」とか「栗名月」などと呼ぶと聞きます。
当地、新潟市では
畑でできた秋の収穫物、とくに里イモを供えていたことから
「芋名月」と呼び慣わしています。
現在、「十三夜」の風習は薄れてきていますが、近在の
農家の庭先には今も、一畦の里イモ畑を見かけることができます。
日が落ち
隅田の川風にゆれる猪牙舟から見た名月はこんなかもしれん。
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