年末のグランドフィナーレに、なにをもってこよう

か迷いましたが

お魚の紅白合戦ってどやろ。

合戦のお題目は

「環境保護派VS生物多様性派」

これで決まりだな。

紅組は史上最強の環境保護派のビィクトリアさんです。

「魚は痛みを感じるか？」

ビィクトリア、ブレイスウェイト著　　高橋洋訳　紀伊国屋書店発行

 

このタイトル、

「魚は痛みを感じるか？」ですが、感じる？感じない？

ではなくって、

感じるか？感じんに決まってんだろ！ってニュアンスです。

著者のビィクトリア嬢曰く、

ブラックバスどころか、釣魚すべてを保護せよ

と言う大変恐れ入った学術本であって。

釣りやめなさい、今すぐ。と、強烈なムチを振る

釣り人って、人一倍お魚を愛し理解もしているくせに

その魚の口に鉤をかけ、痛みに逃げ惑う魚の

手応えに陶酔する変態趣味だとのたまう、秋月岩魚が

「ちっと、ちっと待ってくろ」　と言ってもむ無駄、更に

彼女は、「アナタタチって、子猫の口でも平気で同じような

ことをやれそうでイヤネ」って、軽蔑した澄まし顔で

「デリカシーとイマジネーションが完全に欠如した

本物の変態ョ」って、　ここまで来ると太宰治の

「カチカチ山」とおなじじゃけんねェ～

俺はカチカチ山のタヌキじゃ～ねんだョ、ビィクトリア。

お待たせしました、白組はフレッド君です。

「ＴＨＥ　ＮＥＷ　ＷＩＬＤ」又は

「外来種は本当に悪者か？」

フレッド、ピアス著    　藤井留美訳　　　草思社発行

フレッド君のまえに環境保護に熱心なこの方。

 

こんにちは馬義男です、女美子です。

馬義男です。

皆さん何んですか！

芝生広場って？その上に深山清流なんて作って

これが本当の鳥屋野潟の「潟」の自然だと思っているの

「鳥屋野公園」の名前を「鳥屋野潟破壊公園」に変えろ

今すぐ！

「馬義男、あなたってお馬鹿なの」

そこに、フレッド君が登場する

 

こんにちは！フレッドです、

いいんです、いいんですよ、

馬義男サンに女美子サン、公園作ろうが壊そうが

釣ろうが釣るまいが、キャチアンドリリ―ス禁止

しようがしまいが（フレッドの意見です）

お二人の事など自然は知ったことではありません

ここは本物の天然自然に任せておきなさい

自然は人間の思い通りにるほど、愚かじゃない

自然は勝手気まま、台風一過、大雨洪水、地震、灼熱、

地吹雪、疫病と、腹が空けば追います、怖けりゃ逃げます、

水が無くなりゃ移動する、何も居なけりゃ

また増えて、弱肉強食が自然界の法則

やらせておきなさい

落ち着くところに落ち着くものだから。

この紅白合戦

ビィクトリア嬢もフレッド君も言いたいことは同じ

「極論は身を滅ぼす」

それより何より、

諸悪の根源は人間の水への侮辱。

「生きたまま食えぬ」食欲の衝動に人間がおこ

なう行為、それは水への侮辱そのものだ

その上で、

生きるための殺生ではなく、自説を通すために皆殺し

を平気でやる共食いより酷い

好みに寄り集まり団結していると思いこむ

動物が自分達ち人間だってことを忘れている。

鳥屋野潟破壊公園で自然保護を叫ぶ人々ってなに？

人間は自然が自然は人間が大っ嫌いってことです。

 

釣りに置き換えて読んでみたら？いいと思います。　朝日新聞抜粋

再度、極論は身を滅ぼす。

世の中の何の役にも立たないことに精を出す

所詮、釣り人は変わり者です

明日も

竿担いでいくだけです　それでいいです。