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十二月の晴釣雨読スペシャル「河を殺す」

 

「水が消えた大河で」           三浦英之著、   現代書館

僕らは、毎秒15トンの水を呑み、山手線に乗り「河を殺す」

 

この河口に集結した生きものは、

雨後これより、

信濃川を153キロ遡上し新潟長野の県境を越え千曲川を

更に214キロ遡上という気宇壮大な旅をする、その間に越える

支流数880、日本最大の大河と鮭の物語。

昭和初期の長野県の「鮭」漁獲高は年間60~70トン。

俄かには信じ難い話しだが、長野県統計室に資料があるという

現在では想像もつかぬ 犀川、梓川の光景だった。

一方、

昭和14年に、信濃川に東京電灯(現東京電力)がダムを建設する。

ダム稼働から11年後、

昭和25年の長野県鮭鱒漁獲高は統計上26キローーーーー

そして、

1990年(平成2年)信濃川から水が消えた。

政令指定都市新潟市から120キロ以上離れた、

人口5万の十日町市、その新潟長野県境で

おきた、この事件は、その後、

政治、経済、行政、報道機関、内水面漁、農業産業、

各NPO団体それらに係る

人々の使命感や正義や愚かしさの何もか

もを抱き込んで

複雑怪奇な迷宮模様をさらけだす。

阿賀野川水銀汚染で「河殺し」をした新潟は

目覚める事を知らない。

「河を殺す」とはどういうことなのか

地元新潟に叩きつけたノンフィクション。

自分はこの事件を、

人間がコントロールすることが困難なほど巨大化してしまった

企業がおこした国土に対する罪だと思った、河を殺すという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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