水簾洞 晴釣雨読

十二月の晴釣雨読　猟期なので吉村昭、動物小説「鴨」「銃を置く」

投稿：2019年12月02日

短編集　海　馬（トド）　　　吉村昭著 「鴨」　「銃を置く」　　　新潮文庫 鳥屋野潟は遥か彼方 信濃川沿いに多く点在していた鳥屋も姿を消し・・・   物語「鴨」は 入水自殺を図ろうとする謎の美女を助けたことから […]

十一月の晴釣雨読　艸木虫魚

投稿：2019年11月01日

艸木虫魚　　　　薄田泣菫著 天文学者の言うところによると、 紀元八百六十六年の二月には、月は一度も顔を見せなかった。   薄田泣菫と言うと、井伏鱒二が頭に浮かぶ 艸木虫魚目録の「魚の憂鬱」わずか二頁半と 井伏鱒 […]

十月の晴釣雨読　　ＣＯＦＦＥＥ　ａｎｄ　ＣＩＧＡＲＥＴＴＥＳ

投稿：2019年10月01日

珈琲そして煙草 ジム・ジャームッシュの短編連作ムービー これぞ、コーヒーブレイク⁉   熱いコーヒーが恋しい季節になりました。 たった一杯の珈琲　ほんの一服の煙草の煙が 楽し会話を誘い　人生に彩りをもたらす ボ […]

九月の晴釣雨読　「蒲団」「不貞の季節」

投稿：2019年09月06日

蒲団　　田山花袋著　新潮文庫 美少年（不貞の季節）　団鬼六著　新潮文庫 これほどまでに情けないと、愛すべき男たちになる不思議   明治40年に田山花袋は「蒲団」を書いたってこと???? 偉いこっちゃ、明治、大正 […]

八月の晴釣雨読　鮎　師

投稿：2019年08月01日

鮎　　師　　　　夢枕獏、著 文春文庫 カッコイイでも あんた、結局、おれたちと同じ人種だってことだよ   連日の猛暑炎天下のもとお体ご自愛下さい。 わたくし事の鮎釣り話しで恐縮なのですが かれこれ四五十年ほど前 […]

七月の晴釣雨読　　蜘蛛の糸

投稿：2019年07月01日

蜘蛛の糸　　　　芥川龍之介著 角川文庫 極楽は空やぞ・・・   よう来なすった、 人のできぬ精進をしなすったのじゃな 魚、肉、虫を断ち、 穀物を断ち、野菜を断ち、果物を断ち 木喰道に徹し一切の殺生を除けてきたと […]

六月の晴釣雨読　三年坂「チヌの月」

投稿：2019年06月01日

三年坂「チヌの月」　　　伊集院静著 講談社文庫 人間の業逃れがたし 逃れられぬ業縁ゆえただ糸を垂れる　他になんや望まん   立入禁止。そう記してある・・・ その向うに見えない海が満潮に向って重い波音を立てている […]

五月の晴釣雨読　浦安鉄筋家族と「令和の子」

投稿：2019年05月01日

浦安鉄筋家族　　　浜岡賢次 少年チャンピオン　　秋田書店 何が違うのか、どんなにおちょくっても 許せる大笑いの不思議さソーシャルメディアは学ばなければ・・・   ＳＮＳが産声を上げ30年、 表現はすべて自由自在 […]

日曜の楽しみは新潟日報朝刊ではじまる　（グッドモーニング新潟）

投稿：2019年04月07日

毎週日曜日の楽しみは新潟日報朝刊の「読書の欄」ではじまる その、読書欄が大きく変わっていた、コマ割り数は変わらずに 半紙でだいたい読めるこれは有難い・・・読みやすいねぇ・・これはよい。