水簾洞 晴釣雨読

九月の晴釣雨読、黄金幻魚

投稿：2018年09月01日

黄金幻魚　　　　三浦明博著 ２０１１年　　　講談社発行 バカ漁師・ダメ息子・美人フィッシャ―だから・・・   夏疲れでバテバテだぁ～　虫疲れだぁ～ 難しい本は真っ平だぁ～ フッ―、 クーラーの効いた部屋でビール […]

八月の晴釣雨読　随筆で楽しむ日本の魚事典

投稿：2018年08月01日

随筆で楽しむ　日本の魚事典（全4巻） 末広恭雄、木村清志著 発行　錦秋社　　発売　河出書房新社 新しくもなく古くもならない良書、 精神的に参った夜の鎮静薬。

七月の晴釣雨読、ジム・ジャームッシュ祭り

投稿：2018年07月01日

ストレンジャー・ザン・パラダイス　　ジム・ジャームッシュ 竹中直人にとって、辿り着けぬ遥かなる人なんだろうな。   全編を通して漂う微妙な違和感、 主人公たちと観ている者を同時に突き放す不安感で 先が読めない。 […]

六月の晴釣雨読　パタゴニア探検記

投稿：2018年06月01日

パタゴニア探検記　　　　高木正孝著 岩波新書（青版）１９６８、   腹が減った、食わねばならぬ「外の世界を知る」とはそういう事だ パタゴニア探検記は人間探検記かもしれない。    

五月の晴釣雨読、カマキリの雪予想

投稿：2018年05月01日

カマキリの雪予想　　　　　　　　酒井與喜夫 ０６年版ベスト・エッセイ集 日本エッセイスト・クラブ編　　　文藝春秋 「カマキリが高いところに産卵すると大雪」は本当か？   えっ、雪予想？・・・ なんで今頃になって […]

四月の晴釣雨読　黄昏流星群

投稿：2018年04月01日

黄昏流星群［萬代星の女］　　   弘兼憲史作 ビックスペシャル　　　　　　　小学館発行 「寒い国から　　来た女」   厳冬暗夜の新潟市、坂内小路を西堀へ 抜けイタリヤ軒斜向かいのシャトービルのあのお店で 川口は […]

三月の晴釣雨読　眠る鯉

投稿：2018年03月01日

眠る鯉　　　伊集院静著 文春文庫 「水の匂いを嗅いだら、おまえも鯉にならにゃいかん」   ひとは、切羽詰まり やむにやまれぬ故に急峻な谷川を飛ぶの だと宮本輝は記した。 月あかりの清流にたゆとう素肌の幸恵を 辰 […]

二月の晴釣雨読、戌年なのに猫ですか？

投稿：2018年02月01日

そう、 戌年なのに猫なのよ、干支に猫なくない？ 猫、可哀そう。 「ノラや」　　内田百閒著　　中公文庫 「ネコと庄造と二人の女」　　谷崎潤一郎　新潮文庫 「猫にかまけて」　町田康　　講談社文庫 理髪店イシガキ（新潟医科歯科 […]

一月の晴釣雨読　アメリカン・ビート

投稿：2018年01月04日

アメリカン・ビート　　　　ボブ・グリーン著　　井上一馬　訳 白人最後のチャンピオン　　　　川出書房新社 世界ヘビー級王者の郷愁 「インゴ」１９５９年、人びとは彼のことをそう呼んだ。その年の ６月２６日の夜アメリカ中が「イ […]