水簾洞 晴釣雨読

四月の晴釣雨読　　カムイ伝

投稿：2019年04月01日

カムイ伝　　　　　白土三平 日本が誇る奇跡の漫画家・・・・   子ども「マンガ」から大人の「劇画」へ甚厚な扉をこじ開けた 唯一無二の劇画動物文学。 矢口孝雄は白土の名から「釣りキチ三平」の主人公　三平三平と し […]

高田喜久司と長距離走者の孤独　其の一、其の二、

投稿：2019年03月08日

天敵であった、 旧姓西沢喜久司の若かりし頃　手に余る問題児であった どうやって喜久司の手から逃れるか、そのことばかり 考えていた。 実家が一時期下宿屋をしていたのである、 その間十人ちかい大学生と寝食を共にした　はなたれ […]

三月の晴釣雨読　　リバー・ランズ・スルー・イット

投稿：2019年03月03日

「リバー・ランズ・スルー・イット」 原作　　　ノーマン・マックリーン 制作監督　ロバート・レッドフォード ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの 水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、か つ消え、かつ結びて、久しくとどま […]

追悼、橋本治

投稿：2019年02月03日

これほど悲しいことはない、 貧乏は正しい！「ぼくらの未来計画」は これから生きて行くための、生き抜くための最強のバイブルでした。 「経済？」「経営？」　気取ってんじゃね頭でっかち。   サルでも分かるように書い […]

二月の晴釣雨読　魚影の群れ

投稿：2019年02月01日

魚影の群れ　　吉村昭著 矜持に生き矜持に死す。   「人の命は地球より重い」という。その意味する内容の、真実の 「重み」とはうらはらに、唄うように軽く、無造作に、この言葉が 飛び交う現代だが、少し前には「命は鴻 […]

2019,　一月の晴釣雨読、正月「酔いっぷり」

投稿：2019年01月02日

きれぎれ　　　町田康 坊ちゃん　　　夏目漱石 ぐるぐる回って周りもしゅう、しゅら゛しゅッしゅッし～～～ お子に分かってたまるかい、　えぇ？っ。   正月　ウィッ、、、ぶふッ、、、 「酔いっぷり」どすこい ふりゃ […]

十二月の晴釣雨読　沖釣り漁師のバート・ダウじいさん

投稿：2018年12月01日

沖釣り漁師のバート・ダウじいさん　　ロバート・マックロスキー作 童話館出版　　　　　　　　　　　　　わたなべ　しげお　訳 ＴＩＤＥＬＹ－ＩＤＬＥＹ、人生これだな・・・   自然や釣りに関わる 絵本作家というと真 […]

十一月の晴釣雨読、赤い橋の下のぬるい水

投稿：2018年11月01日

赤い橋の下のぬるい水　　　辺見庸著 文春文庫 これは、実経験しているな。   赤い橋の下で黒人が鯉を釣る？ 鯉を喰うために猟る異形を眺める、つまり普段の 常識などいとも簡単に狩られるってはなしだ・・・・・ 著者 […]

十月の晴釣雨読　ブラックバスがメダカを食う

投稿：2018年10月01日

ブラックバスがメダカを食う　　　秋月岩魚著 １９９９年　　　　　　　　　　宝島社新書 本当の自分が余りにも体裁が悪いので 世間は皆　ご都合主義なんですよ。 この二冊の本を読み比べると、 在来種と外来種が問題の本質ではない […]